出産無料化を検討、少子対策で政府

やることなすことその場しのぎ、という印象は拭えず。

物事にはバランスというのが重要だと思うのですが、そういう感覚に欠けているのではないか、と思うのです。

結局、持続可能なまともな政策を打ってこなかったツケがこういう形で出てくるんでしょうな。

そもそも、出産時の負担だけが問題なのではないと思う。昔から比べれば教育費の増大などが重くのしかかっていることを考えれば、出産時だけが無料になったところで少子化問題が解決する、というのはあまりに短絡的すぎるだろう。

また、間接的な要因があることも忘れてはならない。例えば、昔は終身雇用である程度の将来設計ができた時代とは異なり、先が見えないような社会システムに変化し、挙句の果てに年金不安や勝ち組だの負け組だのという格差社会になれば、それが少子化に拍車をかけているという見方もできるだろう。

それから忘れてはならないのは不妊治療という現実に直面している方々をどうやって支援するのか、という視点も重要でしょう。加えて共働きの子育て夫婦の世帯を支援するシステムも、です。

どうせやるならしっかりとした将来像を示してトータルでバランスの取れた政策にして欲しいものです。